２話：憂鬱な木曜日
バイトの申し込みをした
人生初
思ったよりというか、驚くほど緊張しなかった
まだネットでポチポチしただけだからか？
明日面接
あと証券会社の資料請求
マネを選んだのは未成年に易しいからで、松井は手数料条件付き無料に惹かれた
親が許すか、、、
株って実際のところどうなんだろう
仮想のゲームのようには上手くいかないらしいけど
だったら仮想のゲームの上位ランカーの取引をみてそのまま真似するのは？
単位分だけ買える金があるならいけそう
まあそしたら何の為にやってるのかって話になるけど
持ち金数万円で
「金を稼ぐためにやっています！」
なんてことは言えない
一日バイトした方が早い
だからといって経済の勉強のためというのも違う気がする
そんな必死に勉強する姿を想像できない
金がかかってればするものなのか
本当になんのためにやるんだ？
ぼくらはなんとなく生きるのさ
０話：王子様が拾われた
本来はコンピュータとネットワークに興味があった
ブログは日記とコミュニティとアフィリエイトがごちゃ混ぜになった馴れ合いの巣窟と
しか思ってなかった
地球上を覆うネットワークとコンピュータの無限の可能性を全く活かしきれていない
だってそうだろう？どっかのおっさんおばさんが垂れ流す冗長な文章のどこに面白味を
見つけられる？想像すら全然できなかった
コンピュータ・ネットワークは創造性に満ち溢れている。未知のも既知のも含めて。
そのことに気付いたのは意外に遅かった。それは当たり前になっていたインターネット
に消費され続けていたからだと思う
ゲーム、チャット、掲示板、動画。それらは魅力的で、どんどん引き込まれた
そしてネットの本来のあり方を隠した
だから学校やなにかでネットがいかに革命的かを大人が論じた文章を読んでも、今一ピ
ンとこなかった。楽しいのは当たり前じゃん。そんなにすごい？
でも、成長すると、少しだけ世の中がわかるようになって、物の見方も学んだ
すると、コンピュータやネットワークの価値の一部をやっと認識するようになった。
そしたら、プログラミングを学んでネットワークの仕組みを知ろうとするのは当然のこ
とだった
予想通り、刺激的で、刺激の強さは予想以上だった
同時期に、親にスマホを買って貰った。お陰でそれまでなぜか頑なに拒否していたSNS
にすんなり入り込めた。大してのめりこまなかったけど。
それでネットで人と繋がるということや個人が情報を発信するってのはどういうことか
もわかった気がした。
でもブログはやっぱり分からなかった。別に毎日が冒険という訳でもない人達の日常は
魅力的じゃない。プログラミングのエラーへの対処法とかでの情報を得るには助かった
けど。でもやっぱり面白くない。
で、話はコンピュータとネットワークの学習に戻る。プログラミングで簡単なアプリを
作るうち、ネットワークを扱うことになる
チャットアプリを作ったり、つらくて挫折したけど簡単なオンラインゲームを作ろうと
もしてみた。そして自宅サーバーをくみ上げて何かしらやりたいと思った
だけど金も知識も技術もない。時間をかければ全部なんとかなるけど、面倒だった
だからレンタルサーバーでやってみよう。何をやる？多分WWWを使うことになるだろ
う、自分はそこそこのサービスすら提供できる自信がない。
まずはブログサイトをやってみることを検討することにした。抵抗はあったけど、それ
が一番確実な道に思えた。
ところが、自分はHTMLもCSSもjavascriptも全く分からない
勉強するにはするが、まともなサイトを作るまでには時間がかかるだろう。勉強だけだ
と飽きてしまう。それにサイトは作ったからには運営させたい。特に特筆すべきことの
ない、空っぽな自分が果たしてそれをできるのだろうか。作ってみてネタが切れて終わ
り。それは避けたい
それでブログサービスに注目した。これならすぐに始められる
ならば、やってみよう
一応、始める前に人気があるブログをいくつか見て回って勉強した。すると元来抱いて
いたつまらないというイメージはそれらには全く当てはまらなかった
価値観がブログを書いているメインである大人に近づいてきたこともあるだろうけ
ど、結局俺は一部だけを見て得た印象で物事を判断していたということだろう
最近そのことに気づくことが多い
なにはともあれ、ブログをはじめてみる
面白い事、読んで楽しい事を書きたいとは思う
でも人気ブロガーと言われる人たちは、小手先で書いてるわけじゃなくて、技術は勿論
駆使しているだろうけど、多かれ少なかれその人の生き様が出ているんだと思う
だから自分も、いつか途轍もなく圧倒的に面白いことをかけるようになるために、そし
て重要なのが飽きたり疲れたりしないように、日々をそれなりに楽しく送って、それを
このはてなブログに載せていきたい
あれ、結局ブログってそういうことなのか？
取り敢えず、読んでくれてありがとう
続くかわからないけどよろしく
